勤労統計の不正

勤労統計が不正に算定されていただけではなく04年~11年までの基礎資料まで破棄されているという。つまり過去の「本当」の賃金や失業給付を算定する確実な手段はもはや残されていない。「歴史の終焉」はこの勤労統計のように官僚機構が自らの過失を隠蔽するために保存すべき資料を破棄する事で始まる。

24日に閉会中審査を行うらしいが本当にすべきことは官僚機構と政治の関与の仕組みを根本的に変化させる政治革命である。今後本当の数字がこれですと政府に提示されても一般庶民はその数字を信じないし関心を持つこともない。今のように泥棒に金庫番を任せ続ける限りは今回のような「間違い」の方が平常運転だろう。