2022-06-09から1日間の記事一覧

「改革か革命か」グレーバー、セドラチェク

共産主義に始まり資本主義で終わるゲームには円環構造がある。 経済学が宗教であるのも、この円環が原因だろう。 ウェストミンスターの信仰告白。 倫理学と経済学の間に主体なき主体の生がある。 コンテクストから引き離されたがゆえに、もう誰も利用しなく…

「家父長制と資本制」上野千鶴子

家族や自然は市場の外部かもしれないが、そのような外部こそ資本主義の対象である。 本源的蓄積が土地の収奪によって実現したように。 市場の理論を記述したマルクスが家父長制を視野に入れていないからといって理論の「頓挫」を意味しないが、マルクス主義…